「肩が痛~い!」

「肩が痛~い!」 前編

病名は、50肩と思いきや…

昨年2019年の4月ごろのこと。
重いものをもち上げたり、バスに揺られてつり革を強くにぎったり、足元に落ちたものを右手で拾おうとしたときにチクッと右肩が痛む程度でした。1ヶ月ほど痛みが続き、市販のシップを貼ったりスポーツトレーナーに相談していましたが全く良くならず、整形外科で診てもらうことにしました。

肩の病気で有名なS先生
「う~ん、切れていますね。2か所」という診断。
てっきり、50肩と言われると思っていたので何がなんだかわからず、先生を質問攻めにしてしまいました。

病名は、「腱板断裂(けんばんだんれつ)」
なんだかとっても重いひびきにちょっと打ちのめされそうになりながらその日は、歩くだけでも響くので肩を首から吊ってもらい家に帰りました。先生に質問はしたものの、興奮しててせっかく説明してもらったのに記憶に残っておらず、急いでネットで「腱板断裂」と入れて日本整形外科学会のサイトをくまなく読みました。

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rotator_cuff_tear.html
〈公益社団法人日本整形外科学会〉

生れてはじめて、肩の構造を理解し、ここでようやく、50肩との違いや石灰沈着の違いを知りました。そして中年以降におこることも、、、トホホ⤵ショックの大きさのせいか、その日から痛みが増していくように感じはじめ、日中もずっとズキズキする痛みが途絶えません。
痛い、痛い、痛~~い!!!
(こらえ性がないと思われそうですが、本当に痛くて。)

毎日痛み止めを服用し、シップを貼って、冷やしてもいるのですが、ズキズキが治まらず、1週間2週間過ぎていきます。(痛み止めも飲むと少しマシになりますが、ジクジク痛みます。)

痛みだけでなく、日常生活の不自由さと言ったら(涙)
出来ない事を挙げてみました。
・下着の脱ぎ着が1人で付けられない
・かぶりの洋服が1人で脱ぎ着できない
・髪の毛を束ねるゴムがくくれない
・引き戸を閉められない
・お風呂で体が洗えない
・右肩を下にして眠れない
・右手で印鑑が押せない
・右手でお箸がつかえない
・お化粧が出来ない
・髪の毛が洗えない
・カバンが持てない、リュックが背負えない
・電車やバスのつり革などにつかまれない
・包丁が使えない、、、

何ともつらい毎日です。
生活は不自由だし、夜は痛みがひどく何度も目が覚めるし、遊びにも行けないし、じっと痛みに耐えてはいましたが、遂に心もヘトヘトになりました。先生に相談して出してもらった、安定剤。夜は久しぶりに朝までよく寝られました。

でも仕事をしている人には、安定剤はお勧めできません。
何だかアホォになったみたいに、まともに考えられないんです。仕事を取るか、痛みをとるか。

治療方法として、手術を奨められましたが私は、手術をしないことを選びました。
※手術をするにしても、痛みの強いときは炎症を起こしているので炎症がおさまってからの手術になるそうです。

日々は、リハビリの先生に、短い時間冷やすようにすすめられた氷嚢(ひょうのう)で10分だけ冷やすのを1日3回ほどしたり、薬を飲んだり、それでも強い痛みのときは患部への注射やペインクリニックもうけました。あまりすすめられませんでしたが、痛みの強いときは腕をを吊る日もありました。

病院へは週1回、リハビリの先生に患部の周囲をほぐしてもらったり痛みの状況を報告するのに通院しました。
※何度も何度も「本当に治りますか?」と心折れそうな気持を聞いてもらったように思います。

後編へ続く